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空き家リノベ×女性建築家チーム

モデルハウス完成見学会

開催日 2020年11月21日()、22日()、23日(月祝
時間 10:00~17:00
  • 感染対策の為、入場人数を2組様までとさせて頂きますのでお待たせする場合があります。
    事前にご連絡頂くとご案内がスムーズです。
  • ※マスク着用にご協力ください。
  • ※感染対策に使い捨ての白手袋とスリッパをご用意しております。
  • ※スタッフもマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保ちながらご対応させて頂きます。
場所 千葉県木更津市朝日2-2-4 (駐車場5台分有り)

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空き家リノベーションへの想い

私たちは建物自体が本来持っているパワーを引き出し、信じることが重要だと考えます。
近年、空き家問題が騒がれる中、私たちが拠点を構える木更津エリアも例外ではありません。
誰も住まなくなった住宅は、みるみる劣化していきます。まだ、手を加えれば充分に活用できる建物のなんと多いことか、持ち主を失った住宅が佇んでいる景色がこの木更津にもずいぶんと増えました。

2020年5月、ご縁をいただき、木更津市朝日に佇む 延べ床面積42坪敷地面積56坪。
築17年の木造2階建ての空き家のフルリノベーションさせていただく機会をいただきました。最初に現地調査をした際、その空き家はゴミが散乱し足の踏み場もままなりません。
荒れ放題の状態です。この家を設計した方や携わった大工さん、職人さんが見たら胸が痛いだろうな。と感じたことをよく覚えています。まるで家が泣いているようでした。
ただ、散らかったものを避けながらよく家を観察してみると使用している材料の良質さ、考え抜かれた設計、丁寧な施工が随所に感じられました。

しっかりと手を加えれば必ずこの住宅は息を吹き返すとその時確信しました。まず、インスペクションを実施し構造の安定や、建物の劣化具合、各設備の状態を把握することからスタートし次に設計のコンセプトの決定です。

コンセプトの立案

木更津市朝日という木更津駅から徒歩5分圏内という立地です。既存用途は住宅でありながら、開放的な吹き抜けがある特徴的な間取りです。
隣地は三方住宅に囲まれていますが、庭も独立しており風通しもよく前面道路の車の往来も少ない立地です。まず庭と住まいとのつながりを活かした設計が可能と考えました。

そして、時代の流れも考慮し、このコロナ禍で増えつつある「ホームオフィス」家で働く機会の増加にも着目しました。私たちは女性建築士チームです。自らがそうであるように、 働く主婦にとって、子育てしながら家で働くことができたらどんなに良いか。家事をしながら、子育てしながら、子供の息づかいを感じながら仕事に励む環境があったならばこんなに良いことはないのではないか。
そんな働く主婦の想いを出発点としました。

また、リモートワークにより自宅の一室でPCに向かい合い働くことが今後増えていくことを考え、「ホームオフィス」となる一画を設け自宅で働くことのできる間取りとしました。
その中で最も重視したのは、「動線」です。
家で仕事をする場合、顧客などの来客が予想されます。その時、一つの家(建物)の中でワーキングゾーンとファミリーゾーンを明確に分ける必要があります。家族の生活スペースに来客が入り込まないように、またその逆もしかりです。既存の階段と収納の位置を変更する事によりその問題を解決しました。また、その事より回遊動線が生まれ暮らしやすさの向上にも繋がっています。

近年、ご依頼いただく内容の中に店舗併用住宅のご依頼が多くなってきていることも、「家で働く」というコンセプトを出発点にするうえで考慮した点です。

例:1階がパン屋さん2階が自宅、家の一角にエステサロン併設、ベビーマッサージ教室併設、1階ペットショップ 2階住まい、1階カフェ2階住まい など

週末だけカフェとしてオープンしたい。
蕎麦打ちしたものを皆に食べてもらいたい。
など、趣味の延長で期間限定でお店をオープンしたいというニーズにも対応できるように。
普段リビングとして使っているゾーンを店舗にアレンジし庭に大きく張り出したデッキと一体として使うことができるよう、広々と開放的な空間としました。

できるだけ多様なニーズに対応できる仕様にすることで、
空き家を活用し、リノベーションした建物に様々な価値を見出していただけたらという想いで設計をしました。

住宅部分に関してはインスペクションにより、浴室部分の劣化が激しいことがわかりましたので、浴室周辺は全て新たに施工しなおし長期的な視点に立ってユニットバス仕様としました。

また、既存のベランダに関しても劣化が激しく雨水の侵入も確認できましたので該当する部分に関しては撤去しベランダ自体の面積を小さくしました。そうすることによって、今後の長期的なリスクを低減しました。

空き家になっている建物を活用することは、リスクも伴います。
折角お金をかけてリノベーションしても建物自体が長持ちしなければ、価値が上がったことにはなりません。むしろ余計なお金が出ていくだけになってしまいます。
また、新築と違って今あるものを上手に活かしていくことが求められます。

しかし、空き家を有効活用することは大きな可能性を秘めています。立地が良ければリノベーションしてお店として開業することもできるでしょう。今回の設計のように店舗併用住宅としてよみがえることもできます。費用に関しても、土地から購入し新築住宅や新築店舗を建築する費用の約半分ほどです。

空き家が有効活用されることで、良質な住宅やおしゃれなお店を安価で手に入れることができます。そこに人がたくさん集まってきて、住む人たちも増え魅力的な街となり地域がもっと良くなっていくことを私たちは心から願っています。

私たちはこの地域に根を下ろし地域に寄り添い、建物に関わる仕事をしています。
自分たちの手で住まい手を失った建物に命を吹き込み、再びその建物が輝きだすことは必ずできると信じています。どんな建物にも物語がありそこに息づく想いが込められています。そんな建物の本来の力を信じ、活かしていくことで地域がもっともっと良くなっていくことを私たちは目指しています。

モデルハウス概要

築年数2003年施工 築17年
構造木造合金メッキ鋼板葺2階建
延床面積1階 82.92㎡(24.89坪)
2階 57.96㎡(17.53坪)
合計 140.25㎡(42.42坪)
敷地面積187.77㎡(56.68坪)

工事費内訳

解体工事費¥720,000
仮設工事費¥1,740,000
木工事費¥1,260,000
外装工事¥550,000
鋼製建具工事¥370,000
木製建具工事¥440,000
塗装工事¥1,010,000
内装工事¥1,380,000
住宅設備工事¥2,330,000
電気設備工事¥710,000
給排水設備工事¥300,000
外構工事¥480,000
木材費¥950,000
建材費¥1,110,000
工事費合計¥13,350,000